2015/11/28

クリスマスのしるし


クリスマスのしるし

日本福音ルーテル熊本教会

牧師 杉本洋一
 

 

「「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」(ルカによる福音書 21112節)

 

フランスではテロが起き、大勢の方が犠牲となりました。音楽を楽しんでいる時に、家族や友達、恋人と楽しく食事や語らいをしている時に、銃が乱射されたのです。そして、身をかがめた人は助かり、状況をつかめずに、ただ立ちすくんだ人は、その銃にうたれたのです。その悲惨さに、言葉を失います。

もうすぐクリスマスがやってきますが、ジングルベルのBGMが流れるスーパーで安心して買い物をすることができる状況が、なんと悲惨さとは対極にある状況でしょうか。同様に、同じ地球の中で、争いによって故郷を失い、家をなくし、布団も食べるパンを持たずに、愛する子どもや家族を失い、苦しみの生活を余儀なくされる人々がいるのは大きな不幸であり、矛盾であり、現実です。

この事実に、人間とは、なんと小さな存在であり、持てる力は小さく、争いには無力です。しかし、神は苦しむ者をただ眺めるだけではなく、一緒に生きて、励ましと希望と喜びを与えてくださる方です。

「神はわたしたちと共にいる」姿をもって、わたしたちに愛と励ましと希望を与えてくださる。それがイエス・キリストの誕生の姿です。身重になっている母マリアに同情しない宿屋の主人は、マリアを部屋に受け入れず、家畜小屋に追いやりました。貧しいマリアとヨセフが生まれたばかりの赤ちゃんイエスに着せたものは、ボロボロの布、おしめにする布です。そして不衛生な飼い葉桶の中に寝かせます。神であるイエスは、蔑まれ、同情されない、貧しい者として生まれ、育ちます。しかし、その姿と幼子の笑顔は、蔑まれて、貧しい中で生きる羊飼いたちにとっては、神が自分たちと共にいてくださることを知り、喜びとなったのではないでしょうか。

 「あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」

乳飲み子は小さな存在です。しかし、この赤子が、平和のために生きられた方なのです

十字架につけられたこの方こそ救い主・メシアとなったのです。「愛すること」を、身を持って示した方がお生まれになるのです。

2015/11/27

クリスマス礼拝のご案内

クリスマスには、ぜひ教会へお越しください。
心よりお待ちしています。

2015/11/13

当面の予定について

教会の当面の主な予定についてお知らせいたします。


1115日(日)
1122日(日)
子ども祝福式
加藤麻衣子さんオルガンコンサート
1129日(日)
勝部牧師説教、ユーゲント讃美
126()
前田牧師説教、聖餐式
 〃  〃
映画会予定「34丁目の奇跡」
1220()
クリスマス祝会(持寄愛餐会)
1224()
クリスマスイブ礼拝夜7
1225()
クリスマス聖餐礼拝10
1227()
もちつき
11()
新年礼拝

どの行事にもどなたでもお越しいただけます。
是非クリスマスには教会へ。

 

2015/11/04

11月3日は、玉名幼稚園のバザー。

熊本教会牧師は、玉名教会の責任を担っています。 玉名幼稚園のバザーには、(玉名)教会からも、出店しました。なんと、ラーメンです。玉名ラーメンは有名で、いつも町の中では、どのお店も行列ができています。この幼稚園でも、バザーでは行列ができました。さすがです。

玉名カトリック教会からは、ロペス神父も、教会の方を連れてお連れくださいました。
カトリックも、ルーテルも、近くて、親しい関係です。


2015/11/02

全聖徒主日 墓前礼拝 実施

11月1日は、全聖徒主日でした。この日の聖書の言葉は、あの「山上の説教」。イエスさまが、弟子たちを連れて、山に登り、語られた説教です。「幸いなるかな、心の貧しい者」です。この日に読まれたという山上の説教の言葉は、「悲しみ・貧しさ・迫害・」どのような状況にある者でも、幸いであるという主の宣言の言葉を耳にしました。
死んだ者も、この世にある者も、主の言葉によって、支えられ、行かされるのです。それがたとえ死んでいるものであってもです。
楽しいことばかりではない、いやむしろ、苦労・悲しみを背負いながら生きる私たちの人生です。
主の慰めの言葉は、単なる励ましではなく、支えであり、導きとなるのです。

午後からは、立田の熊本聖徒廟において、墓前礼拝の時を持ちました。 なお、墓地は、10月24日草取りとペンキ塗りがおこないました。